プレスリリース

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平成28年11月25日
九州電力株式会社

2016年度の再生可能エネルギー接続可能量の算定について

 再生可能エネルギーの接続可能量(30日等出力制御枠)(注1)については、一昨年の国の系統ワーキンググループ(注2)での審議を経て確定され、以降、毎年、前年度の電力需給実績を踏まえて算定〔今年度:接続可能量(2016年度算定値)〕を行い、見直しの要否について検証をおこなっています。(昨年度の結果は平成27年11月10日にお知らせ済み)

 今年度も検証が再開され、本日開催された第9回系統ワーキンググループにおいて、当社は、今年度の接続可能量(2016年度算定値)と出力制御の見通しを報告しました。
 これを踏まえ、接続可能量(30日等出力制御枠)が確定しましたので、お知らせします。

 当社といたしましては、電力の安定供給を前提として、今後も再エネの円滑な接続に向けた対応を進めてまいりますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。


1 再生可能エネルギー発電設備接続可能量(30日等出力制御枠)

  •  今回確定した接続可能量(30日等出力制御枠)は、次のとおりで、昨年度から変更ありませんでした。
  太陽光 風力
接続可能量
(30日等出力制御枠)
817万kW
【昨年度から変更なし】
180万kW
【昨年度から変更なし】
接続可能量
(2016年度算定値)
795万kW 168万kW
注1: 接続可能量(30日等出力制御枠)は、FIT制度において、30日(360時間(太陽光)、720時間(風力))の出力制御の上限を超えて出力制御を行わなければ追加的に受入不可能となるときの接続量
注2: 国の総合資源エネルギー調査会 省エネルギー・新エネルギー分科会 新エネルギー小委員会に設置された、再エネ発電設備に係る電力会社の接続可能量の検証、接続可能量の拡大方策等について検討・審議を行うワーキンググループ

2 太陽光の指定ルール事業者(注3)の追加接続量における出力制御の見通し

  •  太陽光の接続量が817万kWを越えて、追加で接続された場合の出力制御時間等の見通しについて、至近の需要実績と太陽光・風力の出力実績を元に算定しております。
  太陽光指定ルール事業者の追加接続量
プラス200万kW プラス300万kW プラス400万kW プラス500万kW
至近3ヵ年
平均※1
出力制御時間 423時間 647時間 843時間 1,027時間
出力制御率※2 10% 16% 21% 26%
※1: 至近3ヵ年(2013年度~2015年度)の各年度出力制御見通しの平均値
※2: 出力制御率 イコール 出力制御電力量割る出力制御を実施しない場合の発電電力量
  •  なお、出力制御の見通しは、当日の時間毎の天気・日射量が、前日の天気予報・日射量予測のとおりとなった場合の理論的な値であり、実際に運用を行う場合の出力制御時間等について、保証するものではありません。
注3: 接続可能量(30日等出力制御枠)を超過して接続し、その際、出力制御の上限を外して無制限、無補償の出力制御の対象となる事業者
なお、太陽光の旧ルール事業者は30日が無補償での出力制御の上限

以上